計算方法と根拠

標準仕様パレット

国土交通省のパレット標準化推進分科会の最終とりまとめ(令和6年6月)では、標準仕様のパレットは平面 1,100 mm × 1,100 mm、高さ 144〜150 mm、最大積載質量 1 t とされています。このサイトはこの寸法と質量の上限を使います。

段数の求め方

1 段に載る数は、1,100 mm を箱の長さと幅でそれぞれ割って切り捨て、掛け合わせます。段数は、(積み上げられる高さ − パレットの高さ) ÷ 箱の高さ と、1 t ÷ 1 段の重さ を、それぞれ切り捨てた小さい方です。

計算例

300 × 275 × 250 mm・10 kg の箱は、1 段に 3 × 4 = 12 個、1 段 120 kg です。高さの上限 1,500 mm・パレット高さ 150 mm なら高さで 5 段、重さで 8 段なので、5 段(60 個・600 kg)になります。

使っている式

計算式
名前やっていること式
1 段に載る箱の数パレットの長さと幅を箱の長さと幅で割って切り捨て、掛け合わせた数です(同じ向きの格子積み)。perLayer = floor(padL / boxL) * floor(padW / boxW)
高さの上限で決まる段数積み上げられる高さからパレットの高さを引き、箱の高さで割って切り捨てた段数です。byHeight = max(0, floor((maxH - padH) / boxH))
最大積載質量で決まる段数最大積載質量を 1 段の重さで割って切り捨てた段数です。byWeight = floor(padMax / (perLayer * boxKg))
積める段数高さで決まる段数と質量で決まる段数の、少ない方です。layers = min(byHeight, byWeight)
積める段数(結果)高さの上限と最大積載質量の両方を守れる段数です。layers
パレット 1 枚に積める箱の数(結果)1 段の箱の数に段数を掛けた数です。perLayer * layers
積んだ荷物の総重量(結果)積んだ箱の重さの合計です(パレット自体の重さは含みません)。perLayer * layers * boxKg
1 段に載る箱の数(結果)同じ向きに並べたときの 1 段あたりの数です。perLayer
高さの上限で決まる段数(結果)高さの上限だけで決まる段数です。byHeight
最大積載質量で決まる段数(結果)最大積載質量だけで決まる段数です。byWeight

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

設定値と出典
項目値出典時点見直しの周期
標準仕様パレットの長さ1,100mm国土交通省 パレット標準化推進分科会 最終とりまとめ(令和6年6月)2026年10月27日パレット標準仕様の見直しがあったときに確認(次回見直し 2027年4月1日)
標準仕様パレットの幅1,100mm国土交通省 パレット標準化推進分科会 最終とりまとめ(令和6年6月)2026年10月27日パレット標準仕様の見直しがあったときに確認(次回見直し 2027年4月1日)
標準仕様パレットの最大積載質量1,000kg国土交通省 パレット標準化推進分科会 最終とりまとめ(令和6年6月)2026年10月27日パレット標準仕様の見直しがあったときに確認(次回見直し 2027年4月1日)

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
箱の長さ50〜1,100mm300mm
箱の幅50〜1,100mm275mm
箱の高さ10〜1,500mm250mm
箱 1 個の重さ0.1〜1,000kg10kg
パレットの高さ(標準仕様は 144〜150 mm)144〜150mm150mm
パレットの下面から積み上げられる高さの上限200〜3,000mm1,500mm

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • 同じ向きに並べる単純な格子積みの計算です。向きを混ぜたり、箱をはみ出して置いたりする積み方は含めていません。
  • 高さの上限は入力した値です。トラックや倉庫の条件、荷崩れしにくさ、下の段の箱の耐荷重は別に確認してください。
  • パレットの寸法と最大積載質量は標準仕様パレットのものです。ほかの規格のパレットには使えません。